2008年6月1日日曜日

国税庁最強伝説

ときは平成8年・・・。

政府「日本の金融システムを復活させるために大胆な不良債権処理しよう。さきがけとして興銀にまず不良債権処理をやってもらおう。」
日本興業銀行(当時)「じゃぁ、不良債権は貸倒れとして会計処理します。あっ、そうだ。貸倒れとして費用計上するんだから、もちろんその分税金減るんですよね?」
政府「うん。」
興銀「じゃぁ、貸倒れっと。」
興銀「うーん、やっぱ一気に貸倒れとして費用計上するのはきついな・・・。まぁ、その分税金減るからいいか。」
国税庁「いや、待った!政府が認めても、俺は認めん!」
政府・興銀「えっ?」
国税庁「こんなものは貸倒れとは認めん!その分税金払え!」
政府「いや、もう少し大局的見地から・・・」
国税庁「だめだといったら、だめだ!」
興銀「・・・」
興銀「こっちは政府の言うことを聞いてやっているのに、それなら裁判だ!」
国税庁「いいだろう。受けてたとう。」

(中略)

東京地裁「興銀が正しいよ」
興銀「よしっ!」
国税庁「まだだ!まだ終わらんよ!」

(中略)

東京高裁「国税庁が正しいよ。地裁の判決はおかしい」
国税庁「フッ、正義は必ず勝つのだよ」
興銀「くそっ、こうなったらいくとこまでいってやる!」

(中略)

最高裁「興銀が正しいよ」
興銀「やった!勝った!」
国税庁「くそ、負けたか・・・」

国税庁「まぁ、いい。今回は裁判所に免じて許してやるか。しかし裁判所が認めても、俺は認めん!今後も同じようなケースは貸倒れとして認めないからな!」

多少脚色してるというのはいうまでもない。

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